2015年11月16日(月)掲載 『空の門』

2015年11月16日(月)掲載
『空の門』

こんな乗り物は、『絶対描くだろうモチーフベスト10 By金子』に入っているでしょう。
こんな乗り物は、アイドルの写真集みたいに、もう色んな角度から描いて楽しみたい
欲望があります。

抽象的な絵を描いていた時も飛行機や船などをモチーフにしていましたが、
具体的な表現になってから、乗り物を描きたい気持ちがより熱くなった気がします。

飛行機に搭乗する為だけに存在する、タラップ車。
それ以外には何の役割も持たないきっぱりとした生き方が愛おしく感じられます。

2015年12月7日(月)掲載
『108mのクリスマスツリー』

福岡タワーのクリスマスツリーです。
フルカラーLEDがツリー型に点灯され、大きさは108mだそうです。

今年の冬は暖かいですが、この辺りは海沿いでやはり寒いです。
樹木のイルミネーションの表現が、白いただの木になってしまいました。

たくさん人がいる場所でしたが、下の空間がごちゃごちゃしてしまうので
人物は1人も入れませんでした。

2015年11月2日(月)掲載 『ダンスパーティ』

2015年11月2日(月)掲載
『ダンスパーティ』


引き続き秋のモチーフです。
お馴染の春日公園でどんぐりと紅葉した葉を拾い集めて構成しました。

色んな形のどんぐりがあって、
特にくぬぎの木のどんぐりは
まん丸としてかわいいです。

人に見立てたどんぐりカップルがパーティに参加しているという感じにしたくて、
初めからタイトルはフォークダンスにしようとしていたのですが、
フォークダンスだと相手がどんどん変わっていくので、
それはなんか違うなと思って、「ダンスパーティ」というタイトルにしました。

楽しくて、ぐりぐり描きこみすぎました。

2015年10月19日(月)掲載 『秋の切り口』

2015年10月19日(月)掲載
『秋の切り口』


秋のモチーフでお願いしますとの事で、
急に何を描いて良いのかわからなくなってモチーフ選びに時間がかかりました。

今までだって、どんぐりや運動会など秋のモチーフは描いていたのに、
指定をされると、選択肢が無くなったことへの不自由さを必要以上に感じてしまうのが
私の欠点です。

自分の視点は大事にしていきたいといつも感じて
モチーフ選びをしていますが、
どのような切り口で秋を表現しようかと色々悩んだ末に、
秋の野菜の『切り口』そのものを描きました。

椎茸にもう少し角度をつけて、側面を描けば良かったです。

2015年10月5日(月)掲載 『ハンター』

2015年10月5日(月)掲載
『ハンター』


ベランダにやってきたカマキリは、鎌を構えて戦闘モードな様子でした。

青空にとっても映えるキミドリ色の身体はとても綺麗で、
動きも優雅でシュッとしてスマートでした。

虫の形など、とても興味深いのですが怖いです。
たぶん、ゴキブリのせいで、全ての虫類が苦手になっています。
お腹の部分など描くのも、ゾッとしながら描いています。

もっと虫を描きたかったけど、今後挑戦できそうな虫はいるかしら?
蝶も怖いし、どれも距離をおいて眺めるくらいしか出来そうにないな。

昔から苦手ではなく、
大人になるにつれてどんどん虫が苦手になっていった気がしていたけれど、
子どもの頃ジャポニカ学習帳の表紙が昆虫で、ノートを触ることが怖かった記憶もあります。

そういえば、そういった子どもが多かったせいで、一時期はお花の写真だけになったといった
騒ぎがあっていましたが、その後、昆虫写真復活の話題もありましたね。

真相が載ってたので興味のある方はどうぞ。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1510/21/news003.html
紙面のおかげで、苦手分野に挑戦出来て良かったです。

2015年9月21日(月)掲載

2015年9月21日(月)掲載


今回は食べ物を描こうと思って
好きなお店の野菜の天ぷら丼や小鉢なんかを描いていました。
ほぼ出来上がるまで粘ってみましたが、全く思い通りにならず、
全然違う方向に路線変更して扇風機を描きました。
丼ものは、水彩のほうが良さそうです。

北九州の祖父の家から昔もらった扇風機で、
結構古いのですが壊れる事なく頑張ってくれています。
実際はもう少しモダンなデザインなのですが、
私が描くとグンと昭和な感じになってしまいました。
祖父が見ても、なんかちょっと違うねと言ったでしょう。
まだ使っている事に驚くかもしれない。

周りの籠の部分が曲がってしまったことも
古さを出してしまった要因かな。
こういった機械ものは、形が狂うと、
突然古めかしさと哀愁を出すものですね。

また来年までさよなら、
と言ってるような、少し寂しげな顔に見えるように
うつむき加減に描きました。

と言いつつ、絵を乾かしたり、
湿気がこもらないようにする為に、
実は年中回している扇風機です。

エッセイストの宮崎直樹さんのお話が夏の終わりの内容だったので、
ぴったりの挿絵になって嬉しかったです。
天丼にしなくて良かったです。

メッセージをいただきました.とても励みになります.

メッセージをいただきました.とても励みになります.

2015年9月7日(月)

2015年9月7日(月)


いつからかわからないけど、
大人になって一番折った折り紙はたぶんピアノだと思う。

なんだか可愛いし、最後に鍵盤を書くのも楽しいし、
出来上がったら、なんだか一曲音楽を聴いたかのような、
ほがらかな気分になります。

カレンダーの裏紙など大きな紙で、でっかいピアノを折ったりすると、
子供の頃にやった秘密基地を作った時のようなワクワクした気分を味わえます。

ペダルはないのですが、足元が寂しくて描き加えました。
何か柄を入れたいなと思っていたら自然に丸を描いていました。

折り紙のピアノは、自分の気持ちをとっても良くしてくれる存在です。

2015年8月18日(火)掲載

2015年8月18日(火)掲載


柳橋連合市場の風景です。
魚の匂いがぷーんと残った水が、足元の床に流れている、
静かな夕方の市場です。

魚が苦手だから、私はその水をまたいで歩くのですが、
ここの空間は靴に魚屋さんの水がついても眺めたい風景です。

そう言えば、ヘミングウェイの老人と海だったかしら、
舟の上で魚油を飲む描写が生々しくて、
気分が悪くなって読めなくなった事を思い出しました。
魚油の力を思い知りました。

途中で、市場の旗をもっと大きくして良かったな、とか
点字ブロックが白で、道路が黒の方が良かったかと立ち止まりましたが、
パリッとした空間に仕上がったので、これで良かったと思います。

描いてみたかった景色が描けて、上手くと嬉しいですね。

2015年8月3日(月)掲載

2015年8月3日(月)掲載


北九州市立美術館の空間です。
ここの空間が好きで何度か描いています。
デスノートという日本の映画で、美術館のロビーと、
こちらの場所が使われていましたね。

なぜかここに行く時は雨の日が多く、
この時も雨で、空間に雨の音が聞こえて、
雨の音だけが聞こえて、神秘的な感じでした。

今回も私の都合によって光と影の拾い方が不規則です。
娘に黒を入れ過ぎました。
線だけでの水の表現も勉強不足です。

この後、こっそり水の中に入りましたが、最高に気持ちいいです。
良い子は真似しないでください。たぶん、怒られます。

mk_20150720水溜りに映っていている景色がいつも気になります。

雨が水溜りに落ちてゆらゆらした世界も好きだけど、
雨が上がって、ピリッとした空気が広がってる感じが綺麗だったので、
今回はゆらゆらなしで描きました。

電線の線は魅力的です。
飛行機雲や渡り鳥の群れなど、空に走る線はどれも好きで見入ってしまいます。
今は面の仕事もしていますが線がやっぱり好きです。

mk_20150706待ち時間を素敵に過ごせる空間。
作り手の気持ちがこもっているのに、重々しくないさりげない空間。
いつもこのホテルの前を通り過ぎる時は中をのぞいてしまいます。

待ち時間というものをどのように過ごすかを考えるのと同時に、
相手は必ず来てくれるという信頼とあたたかい安心感を持っています。
いつまでもここで待っていますというメッセージも込めました。

« Older entries § Newer entries »