川合玉堂さんの「早乙女」のような、乙女達のイキイキと働く様子を描いて、かっこいい作品にしたかったのですが、構図にキレのない内容になってしまいました。手前三人をもう少し奥にするべきであったのに、どうしても手前に寄せたくて、そのせいで畑の空間がだらしなくなってしまったように感じます。
ラベンダーの畑を整備していたのですが、私が勝手に自分の好きな葉に変えてしまったせいで、なにか、畑と女性達の関係性が薄くなってしまったと思います。もう一組、女性達を入れるべきだったのかしら。
色々と構成して、その時はこれで良し、としている事が、
後になってみると、こうだったかな?こうすれば良かったなとか(自分自身で思うことに対して)以前は否定的でしたが、そんな風に湧いてきた思いを無理に打ち消す必要もなく、そういう風な感情が起こればそれを拾い上げてまた作品と問答してみようという気持ちが出てきました。
そうであるなら、そうなんだろう、ふむふむ、と、一人でぶつぶつ言ったとしてもいいんだと、進んでいくのだと、思います。