2015/02/09

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2014年12月16日掲載

2014年12月16日掲載

今年最後の作品なので何を描こうか悩みましたが、この時の入稿はお正月の作品を2点同時に進めていて、気持ちが年末の雰囲気になれない想いでした。

何か一年の締めくくりにいいテーマはないかと探し求めて、太宰府天満宮の「過去、現在、未来」をあらわす橋を描こうと決めました。

この橋を渡って水の上を歩くことで、心身ともに清められて、神様の前まで進んで行くという橋です。

三つの橋を縦に配置するのにいくつもエスキースを作りました。人物は大人を描いたつもりでしたが、なぜか受験生の後姿のようになってしまい、大宰府らしさが増しました。エスキースの段階では間違いなく大人だったのですが、丸ペンの勢いが若さを出してしまったのかな?

気持ちよく描けました。

2014年12月1日掲載

2014年12月1日掲載

2003年にデザインを担当させて頂いた、春日市民図書館の移動図書館のバスです。

元気に春日の街を走り回って今年でもう11年です。ちょうどこの秋、図書館のイベントに参加させて頂き、利用者の皆様と一緒に、「普通のトラックがラッピングされてたんぽぽ号になるまで」を振り返ることが出来ました。

思えばこのデザインのお仕事は、私の制作人生の背中を大きく押してくれた、本当に大きなものでした。

私は誰かに作品を見てもらうということが本当に怖くて、自分の作品の前に自分以外の誰かが立つということが本当に耐えられないというくらい、おびえている学生でした。

徐々に色々なお誘いを頂いて、発表の機会を頂き、少しづつ作品を見てもらえる喜びが芽生えてきたというか誰かが私の作品の前に立つことに少しづつ耐えられるようになってきたといった、そんな時間を長く過ごしてきました。

デザインを含め1年以上もの時間をかけて、たんぽぽ号が出来上がってきました。出発式の日、皆さんに見送られながら図書館を出て行ったたんぽぽ号のあの後姿を見た時、「あー、もっとこれから自分の作品を見てもらいたい!みてもらわないといけない!」と強く感じました。

あれから11年!
早いなー!
私のたんぽぽ号、いつまでも元気に走って、本と人とを繋いでいって欲しいです。

公園や公民館などでたんぽぽ号がくるのを楽しみに待っていてくれる人達とたんぽぽ号の後姿を描きました。後ろのドアは開けてあるのですが、後ろのデザインも見てもらえるように、今回は閉じた状態での登場です。

丸ペンの線の抑揚が楽しめるようになってきました。インクのふくみ具合、線の力加減、すこしづづ扱いに慣れてきました。

2014年11月17日掲載

2014年11月17日掲載

これまたアイデアに固執してしまい、苦しくなった作品になってしまいました。

カニを食べていて、じゃんけんをしていて、この様子をどうしても描きたくなったのですが、思ったよりも面白くない仕上がりになってしまいました。エスキースは上手くいっていたのにな。

「パー」と「グー」が、なかなか決まらずに、北海道の思い出も加えて、ホタテとジャガバタで、「パー」と「グー」を出してみました。

ぜんぜん美味しそうじゃない、何なのかわからない「グー」になってしまい悔しい。

火鉢の中に炭を入れていたのに、網をぐりぐり描いている内にいなくなってしまいました。炭があれば奥行きが出たはず。平面的になってしまいました、反省。

2014年11月3日掲載

2014年11月3日掲載

水彩以外となると、どうしたものかと悩んで、インクでモノクロで描こうと試みた作品です。苦手な彩色がないから普段より早く仕上がるかと思いましたが、そうでもありませんでした。楽しくかけました。

ヴァロットンの版画みたいに、かっこよく白と黒で構成したくて、試行錯誤しました。

版画みたいな感じになりましたが、版画じゃないです。丸ペンとインクで、手だけみると漫画家さんみたいな感じでペンを走らせていました。丸ペン、なかなか楽しいです。

この時期は運動会が多く、自分の子どもの頃の運動会と全然違う様子に毎年驚いています。

運動会の「玉転がし」は、いつのまに「玉運び」になったのかな?転がすと玉に踏みつぶされたりして危ないのかな?絵的には玉運びのほうか面白いかもしれないですね。ありがとうございます。

あと、みんなそれぞれの家族が自前のテントを運動場に張って、学校の運動場で大規模なキャンプが行われているみたいな感じなのです。面白いです。小学校の運動場に張られたキャンプ用テントから大人たちがのそのそと這い出てきて運動場のトラックのほうへ子どもの応援にむかう、、という不思議な光景なのです。

人の顔を描きたくないので、人物を入れる時はどうしても後ろ向きにしてしまいます。というか、描きたいと思うのが後ろ向きなので、ふだん何気なく歩いている時でも、街中でも、見ている視点、探している視点、狙っている構図は後ろ向きばかりです。

いつから顔が嫌になったんだろう。顔が嫌なのではなく、顔が画面を支配しすぎるのが嫌なんだろうと思います。

2014年10月20日掲載

2014年10月20日掲載

オホーツク海と言うものをはじめてみました。テレビで見ただけで寒くなるくらいのイメージでしたが、かっこいい荒波を立てて清清しい海でした。

旅行の思い出を描こうと思って、色々とあったのですが、どれも描きだせず、空港を描きました。新千歳空港。電車でも車でも飛行機でも、乗り物を描くのは楽しいです。

スキャナが変わって、どうしてか水彩の淡い調子を全く拾ってもらえなくなりました。

室内である手前と外である奥とでコントラストを強くして描いてみたのですが、それでも調子が出ず、難しいようです。

夏のセミの作品の頃から色々試してみましたが、これは水彩で出すのを止めたほうがよさそうです。次回からは別の素材でやってみようと思います。

2014年10月6日掲載

2014年10月6日掲載

にんじんのヘタの水耕栽培が島みたいだなーと思って描いた作品です。芋もやっていますが、「野菜って島みたいだ」といつも思います。
ふきの葉の下にいるのはコロポックル?コビトの妖精も住んでいそうです。

葉っぱが、ささーっと無表情にしていて描きにくく、好きではない感じの葉になってしまいました。にんじんの葉はさっぱりとしています。

お皿の上の小さな島という感じを出すには何か周りに必要だったのかしら。
芋アイランドも描いて、島を奪い合う【代理戦争】みたいにしようかとの発想もありましたが、一つの島だけになりました。

はじめの着想は良いんだけど、作品につなげていけないのが私の良くない特徴です。上手く繋がって行ったときは、面白い作品に仕上がりますが、難しいなー。

ミヤケマイさんの「表現したいものを取捨選択するとき、アイディアに固執しないこと。」というお言葉をいつも見えるところに貼り付けていますが、どうしてもアイデアを捨てきれず、はじめに思いついた面白さを失いたくない!ってもがきます。

失いたくないってもがいてる時点で、もうそのアイデアに固執してるのでしょう。何とか昇華させたくて、書き留めたままのアイデアも多いです。お見せできる、かっこいい作品が出来るよう頑張ります。