今回は食べ物を描こうと思って
好きなお店の野菜の天ぷら丼や小鉢なんかを描いていました。
ほぼ出来上がるまで粘ってみましたが、全く思い通りにならず、
全然違う方向に路線変更して扇風機を描きました。
丼ものは、水彩のほうが良さそうです。
北九州の祖父の家から昔もらった扇風機で、
結構古いのですが壊れる事なく頑張ってくれています。
実際はもう少しモダンなデザインなのですが、
私が描くとグンと昭和な感じになってしまいました。
祖父が見ても、なんかちょっと違うねと言ったでしょう。
まだ使っている事に驚くかもしれない。
周りの籠の部分が曲がってしまったことも
古さを出してしまった要因かな。
こういった機械ものは、形が狂うと、
突然古めかしさと哀愁を出すものですね。
また来年までさよなら、
と言ってるような、少し寂しげな顔に見えるように
うつむき加減に描きました。
と言いつつ、絵を乾かしたり、
湿気がこもらないようにする為に、
実は年中回している扇風機です。
エッセイストの宮崎直樹さんのお話が夏の終わりの内容だったので、
ぴったりの挿絵になって嬉しかったです。
天丼にしなくて良かったです。