大手を振って歩く。

大手を振って帰りました。
 
 
別に何かいい成果を出したわけでも、
なーんでもないけれど
昨日までの雨が止んで、
天気がとても良くて気持ちよくて、風も心地よくて、
よし、今日は大手を振って帰ってみようかなと思いついたのです。
 
 
足をいつもより少し高く上げて、手は前にも後ろにも大きく動かしながら
少し行進みたいになっていたかもしれないけれど、
そうして歩いてみましたところ、
何か気持ちの良い気分がますます気持ち良くなって
いつもの帰り道が楽しくなってくる感じがしました。 
初めて訪れた街を歩くようなウキウキ感です。
 
 
調子に乗るというのは、私はこういうことなのだろうと感じます。
 
 

1 こう感じた
   ↓
2 こうしてみた 
   ↓
3 1の「こう」が2の「こう」でパワーアップした
   ↓
4 わーい
 
 
 
 
いつも、線に想いを乗せたいと願っていますが、
どうすればこれが本当に乗っかるのかわかりません。
 
想いは目に見えないから、
さぁさぁこちらへと、自転車のカゴに乗っけることも
漬け物を漬けるみたいに線の中に浸すことも出来ないですが
 
よくわからないけれど、なにか、こういうことなのかなと思うのです。
 
 
 
帰り道の途中で面白い蘭の花屋さんと、
マカロンの美味しいお店を見つけました。
蘭とマカロンは特別好きじゃなかったけど、
それらに対する気持ちが変わった出会いでした。
 
 
これは大手を振って歩いたから見つけれたと思います。
 
 
ちょっとの思いつきや感じたことが
膨らんで繋がっていくことが面白いなといつも思います。 
そういうことが自分の中でどんどん大きくなっていく瞬間が面白いし、
そういう膨らみが作品になります。
 
 
旅先で初めて歩く道だけじゃなく
いつもの帰り道も同じようにわくわくして歩いて生きていきたいと思います。